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●2005, NO.3

ニューヨーク市公園局はいくつかの市民公園を放置しており、特に貧民街において顕著であるという批判。
情報源:By メリッサ・チャウ掲載日2005.8.8
ニューヨーク市では、マイケル・ブルンバーグが市長になってから、300エーカー(約120ha)の公園用地を取得している。しかし同時に、既存のいくつかの公園については管理もされず、放置され始めているとの批判の声が上がり始めた。特に貧民街において顕著で、それは、ブルンバーグ市長の就任後ベネッペ氏が公園局長に任命されるずっと以前から起きていることである。
ただベネッペ局長は、公園局が一部の公園を他の地域のそれに比べて優遇しているという指摘に、色をなしている。
管轄内にある1700カ所の公共公園、運動場、レクレーション施設のうちの何カ所が、しっかりと維持管理がされていないのかは明らかではないが、特定の数カ所が良い公園ではなくなっているのは、そもそも公園にするには無理がある場所にあること、またはその近隣が住民の生活する居住区ではなくなっていることなどが理由としてあげられると、ベネッペ局長は語っている。
使用されなくなった公園を、価値のなくなったものとして帳簿から抹消するプロセスも、その管理元帳もない。公園局は全ての公共公園について、少なくても1日に1度は手入れをすることが望ましいと言っているにもかかわらず、実際には何十年という歳月を経るにつれ、その公園局の視野の外に放置されている公園があるのも事実である。
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