JXDA

 

ランドスケープにおける低影響開発とはソリューションの役目を持っている

リッドは地域の包括的な降水管理計画の一部を担い、その技術には以下を含んでいる

 

  • 生態学的雨水管理の手法

  • 建設予定地に対する従来通りの検査

  • 仮施設および恒久的施設のきちんとした維持管理法

  • 汚染物質の排出の制御

  • 不法投棄やゴミのゼロ化

  • 現在の降水問題の明確化および識別化

  • 一般の人々の教育と計画への積極的参画

  • 分水界、貯水池、流域の設計

  • 安定して運用できる財源の確保

  • 計画的で、環境的なモニタリング

 

リッドは、地域の土地利用計画と共に機能するものであるから、地方自治体はまず、保全地域はここ、開発地域はそこ、と明確に示す必要がある。開発地域が指定されれば、施工者や計画者は、開発の悪影響を縮小にするために、その建築現場でリッドを用いることになる。

 

 

リッドの利点

 

最終のゴール

・流出抑制による水害防止
・河川や地下水の涵養
・生態系保全
・不浸透地表の削減
・流出縮小
・水質浄化
・インフラ投資の節約
・環境や水環境からの汚染物質除去
・熱汚染防止




・生活の質の向上 資産価値の上昇
・健康維持

 

 

必要なランドスケープ機能

・ウォーター(水)チャンネル
・低湿地(人工湿地)
・浸透性プランター
・レインガーデン
・浅い湿地     ・・など

 

 

 

 

リッドマニュアルの作成

 

日本でリッドを実践するために、専門家の確立が求められる。米国では、リッドは、マニュアル、研修、実践、評価などを含む一連のプログラムになっている。JXDAは、日本でもマニュアルを提供することが必要と考える。日本の事情に配慮した日本版のマニュアルは、最初は米国の内容を整理して紹介することから始める。第一段階として、次の事柄について共通の理解を持たせることを目的とする。

 

  • 地域の水循環と都市開発の相互影響
  • リッドのめざすゴール
  • 敷地評価と計画
  • 植物保全、植生再生と植物の選択
  • 技術仕様
  • 従来の降水管理システム(運送・処理装置)の代替となるだけの信用性
  • 国内外でのリッド研究と実践のモニタリング

 

 

 

資料) (c)Puget Sound Action Team, office of the govemor , State of wathingoton