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ハイポイント開発地区(シアトル)(c)Mithun juan hermandez
2009年1月現在においてLId実施の最先端を行く開発である。
持続可能な敷地イニシャチブのガイドライン(Sustainable Sites Initiative Guidelines)と性能基準(Performance Benchmarks)の2008年ドラフトが発表されている。このドラフトは、もともと、2007年11月に発表された第一次報告書を発展させて改訂した物で、土壌、水文学、植物、資材、人間の健康や幸せ、などにおける多様な専門家で構成されたグループの2年間以上の業績の結果である。
この報告書全体は、ひとつの敷地が、大気や水の浄化、気候制御、人間の健康への恩恵といった自然の生態系によって提供される、生態系サービスと恩恵をいかに護り、いかに復原し、いかに再生するのかについて焦点をあてている。そのため、立地の選択から始まってランドスケープのメンテナンスにいたるまでの、敷地開発プロセスのすべての段階をカバーする50以上のドラフト(草稿)と前提条件とクレジットを含んでいる。中でもイニシャチブは、構築されたランドスケープが、既存の生態系を保護したり、生態系が失われたところでは生態学的能力を再生させたりすることによって、自然の生態学的機能をサポートすることを可能にする、持続可能な土地の実践を発展させることに取り組んだものである。イニシャチブに合わせて発表された現在のベンチマークは、まだ発展中のもので今後も改訂がなされるであろうが、イニシャチブ・ガイドラインは、新しい持続可能な実践をサポートするものとして、すぐに適用することも可能である。
これらドラフトをもとに2009年ドラフトが作られ、2012年にはまとまった形での出版が予定されている。

備考;JXDAではこの報告書を翻訳作業中であり、完成は(3月中旬予定)した日本語版は有料1500円(会員割引1200円;製本代を基準;送料込 仕様:約200ページ A4判カラー)にて、配布する予定である。
掲載される主な項目とその概略を記す。
- ●資料の概要●
・SNAPSHOT OF A WORK IN PROGRESS:進行中の作品のスナップショット
ガイドラインの原則
広まる認識
パブリックコメントを求めて
・AN ECOSYSTEM SERVICES PRIMER:生態系サービス入門
作品の背景
保護と持続性の循環
危機にさらされる生態系
行動の必要
世界的相互依存
・THE ECONOMICS OF HEALTHY ECOSYSTEMS:健全な生態系の経済状態
持続不可能な実践の費用
直接的および間接的な利益
長期的展望
炭素経済への対応
自然との人間の関係の評価
経費を比較する
・TOWARD MEASURES OF SUSTAINABILITY:持続性の計測に向けて
持続可能な敷地基準の特定
実際的で達成可能な転換
相互関係のあるクレジット
事例研究 - ・Sustainable Sites Initiative Guidelines and Performance Benchmarks
持続可能な敷地イニシャチブのガイドラインと性能ベンチマークの2008年草稿
このドラフトの前提条件とクレジットのリスト
事例研究

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- BMP&低影響開発(LID)のアメリカ・グリーンシティの格付け
- 報告書(持続可能な敷地イニシアチブ)
- 低影響開発国際会議2008のお知らせ(英文)
- 低影響開発における都市+住宅の雨の庭
- 低影響開発とは何か
- なぜ低影響開発が必要なのか
- ランドスケープにおける低影響開発の意味
- 低影響開発のキー戦略
- 低影響開発の実践的手法
- 低影響開発の仕組み
- ワシントン州の事例
- 低影響開発の事例:ペンスウッドビレッジ
- ランドスケープ的バイオレメディエーションの研究
- 低影響開発のバイオ処理機能
- バイオレテンションの設計指針
- バイオレテンションによる都市緑化
- バイオレテンション技術の流域に対する利益
- 表面流出量とタイミング
- 持続可能な米国の再考
- ネポンセットの新しい光


