グリーンインフラストラクチャーとはなにか

公開日 2016年5月2日 最終更新日 2016年10月18日

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グリーンインフラストラクチャーとは、(本来、雨水を管理し、浸水危険を減らし、水質を改善する)遊歩道、湿地、公園、保安林などの形で在来植物を利用した土地と自然地域とを相互に連結したネットワークである。これは、経済的かつ社会的に提供されるある種の雨水管理装置であり、都市景観のいたる所へ戦略的に雨水管理を統合して、従来の管の末端で行う単独構造システム(箱物)による雨水処理の手法に依存しない、都市型雨水管理の革新的な方法である。グリーンインフラストラクチャーは、その地域の開発前の水文学的機能を模倣し、雨水が地面へ浸透できるように計画される生態系に基づいた方法なのだ。

 

 

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そのコストは、従来のインフラストラクチャーと比べると設置や維持の費用がかからない。また、グリーンインフラストラクチャ―の計画・建設は、従来のインフラストラクチャーの建設とは異なり、その地域の住民を設計や施工、維持管理などそれぞれのプロセスに参画・従事させることが可能である。これによって、地域コミュニティにおける人と人とのつながりを促進するものである。

 

 

記事協力:EPA