JXDAの歩み

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1990年代~2000年
JXDAの前身となる勉強会にて小出を中心とした有志らが「水保全」の研究を開始。研究の主題は、雨水タンクによる貯水利用以外の方法で雨水を活用することであった。米国の水保全のランドスケープを研究するため、米国へ研修や視察を繰り返した。

 

2003年
「ランドスケープおよびすべての緑空間における水保全や雨水活用を推進する」特定非営利活動法人日本ゼリスケープデザイン研究協会(JXDA)発足。

 

3月には、第3回世界水フォーラム京都会議にて分科会「庭から水、世界を考える」を主催。分科会の内容は、小出兼久による日本国内の園庭での雨水活用事例と、米国から招いたウィリアム・ウェンク氏(ランドスケープアーキテクト,FASLA)とダニエル・ウィンターボトム氏(ランドスケープアーキテクト、ワシントン大学准教授)による米国における低影響開発の最新事例の報告を元に、その成果に対する討議であった。ここでJXDAは、ランドスケープデザインプロセスに水保全の手法を組み込むべきであると、日本で始めて提唱した。

 

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発表プロジェクト事例 (c)Wenk associates,inc
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発表プロジェクト事例 (c)Wenk associates, inc

 

 

 

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発表プロジェクト事例 (c)Wenk associates, inc

 

 

 

2005年
第10回ゼリスケープ会議(ニューメキシコ州)に日本から初めて参加。また、低影響開発国際会議シアトル・アジア地域(ワシントン州)にもあわせて参加した。それらで得た情報を元に低影響開発(LID)、ゼリスケープ、LEED、ウォーターワイズなどについて、この年から積極的に日本でそれらの紹介をし始めた。

 

また、ゼリスケーププランツの日本での普及をめざして長野の実験畑などで研究を開始する。

 

2006年
低影響開発に関する研究を本格化させた。全国から問い合わせが入り始める。(本サイトの低影響開発の基本記事の多くは、このときのモノを転載ならびに修正して載せている)

 

2009年までには北九州市や名古屋市、東京都下水道局、高知県での水の危機講演会など全国の行政に対して低影響開発についての情報の提供を行うようになった。

 

2010年

生物多様性国際条約フェア(名古屋でのCOP10国際会議と同時に開催された環境フェア)に出展し、模型やパネルにて水保全および低影響開発の必要性について広く一般市民に訴えた。

 

 

2011年
武蔵市からの要請で環境フェスタ(東京都武蔵野市)にて雨の庭TMの事例を紹介する。

 

2012年
IMG_8822滋賀県守山市の住宅展示場に雨の庭TMを竣工させる(住宅展示場での初めての事例)。滋賀県の視察あり。

 

 

 

 

 

2013年
2014-10-25-07.16.53日本で初めて大型商業施設(イオンモール東員店)の敷地内に雨の庭TMを竣工させる。以後、全国にて雨の庭の展開が活発となる。

 

 

 

2014年
エコプロダクツ展にて雨の庭TMのパネル展示と資料配布。都市の地区における雨の庭TMの推進を提唱する。

 

2015年
IMG_3517屋上緑化世界大会にパネル展示。屋上緑化と地上敷地を一体としたとらえて造られたイオンモール東員店の雨の庭TMが、国内外からの来場者に大きな反響を呼んだ。またこの年、JXDA認定LID植物の生産と提供を本格的に始める。

 

 

 

 

※JXDAはこのほか低影響開発の普及をめざしてセミナー・講座、全国での講演を行っている。(過去の主催講座の一部はこちらを参照)

日本ゼリスケープデザイン研究協会は水保全のランドスケープを推進する特定非営利活動法人です。