公開日 2018年12月11日 最終更新日 2019年4月14日
LID+雨の庭TM 基本講座・植物編-01
植物の根はどのように土壌の水を感知し反応するか
植物は洪水の中にあっても数日ならば生き残ることができる
LID+雨の庭TMで使われる植物を選ぶことは、雨の庭TMの設計に大きな影響を与える。しかし、設計者は、どのくらい植物について知っているのだろうか。雨の庭TM基本講座・植物篇では、テーマを決めて植物について重点的に議論していく。第1回目は全2回で植物の根の水感知能力についてである。
開催日:1月12日(土)2月9日(土)の全2回
講座時間:10:00~15:00 (昼休憩および休憩有)
対象:一般 定員:8名 参加費:6,000円(資料代込)
例えば私たちは、植物の根がそれぞれの敷地の土壌特性(水、栄養素、酸素の利用可能性)を知ることができるのを既に知っていた。しかし、植物が適切な方法でその土壌に対応するために、水、栄養素、酸素の利用可能性についてのシグナルをどのように統合したかについては全く理解していなかった。
植物が土壌の洪水状況に応じて体内の水の状態と自らの生長を調整する仕組みは、土壌の酸素とカリウムの濃度を一緒に感知して反応し、水分吸収能力を変化させる方法を用いている。LID+雨の庭TMを設計するものならこうした知識は最低でも必要なことである。また、このような知見は、その科学的重要性以外にも、作物の洪水耐性の最適化を実現する可能性もあるのである。
JXDAは、日本国内で初めてのLID+雨の庭TMに適した植物を研究の上生産しており、実践として多くの地域で活用しているが、本講座「基本講座・植物篇シリーズ」は、そうした植物をよりよく活用し維持しながら、雨水の管理と地域の美観を向上させるためのヒントを提示することを目的として開講する。
2019年の開催は不定期。また、複数のテーマに沿って植物の解説を行い、実際の設計術についてものちのちアドバイスしていく予定。まずは、本編を2019年のスタートとするので、植物について基礎から学びたい方、LID+雨の庭TMを基礎から学びたい方はぜひご参加ください。(※本講座は季節を変えて復刻予定)
お申し込み方法
本講座は終了しました。ご参加ありがとうございました。
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