公開日 2016年5月2日 最終更新日 2017年7月13日
ゼリプランツとは乾燥、乾湿の極端な状況、湿潤、いずれかの状態に適応する植物で、活着後には手間いらずな植物を指している。水保全を推進するためには、空間の中で上手くゼリプランツを活用していかなければならない。JXDAはゼリプランツの中から、雨の庭TMを中心とした低影響開発にて用いるのに最適な品種をRain Garden Plantsとして定め、その使用を推奨している。
※JXDAはこのたび、JXDA認定ゼリプランツの名称をRain Garden Plantsに改めました ※2017.7.13修正。
ゼリプランツにはグラウンドカバーから草本類、低木、樹木までゼリプランツにはさまざまな種類がある。
- グラウンドカバー:地面を覆う目的で植えられるもので、草丈は比較的低い。地被植物とも呼ばれる。水保全の観点からみたグラウンドカバーの利点は、地面を覆うことで地面からの水の蒸発を減らすことである。
- 草本類:グラウンドカバー同様乾燥防止の効果があるが、季節の色や趣を添えるという点で植栽計画の主役になりやすい。このため実と益を兼ね備えた種類と言える。
- 低木:乾燥防止、土壌の安定など水保全の観点からみた低木の利点は、グラウンドカバーのそれと同じであるが、さらに遮蔽機能、高低差を付けたい、管理をしやすいなどの他の側面からみた利点があり、それらが必要な際にはグラウンドカバーではなく低木が植えられる。
- 樹木:緑陰木を敷地に1本植えることで敷地に影ができ、その地表からの蒸発は他と比べると少なくなる。1本植えることで敷地の環境はそれ以前と大きく変わることから、水保全に大きな役目を果たす。
※2017.7.13修正:植栽設計の資料を独立した新記事として分離。
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