実際に低影響開発計画をはじめる前に知っておきたいこと

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開発予定敷地内にある既存の植物の中で、開発後も重要な役割を果たすと思われる植物は、保全するか安全な場所に移植する。最も効果的で最も効率的な雨水管理とは、降った雨を植栽場所へと導き、植物がその水を利用できるようにすることであろう。ゆえに、植物を群生させたり、散在させたりした複数の植栽領域を造ることが、低影響開発による敷地内雨水管理の実現には重要となる。

 

また、水保全だけでなく資源エネルギーの利用を敷地計画に盛り込むことも重要である。資源エネルギーとは水・光・熱・風などの無限のエネルギーと、石油・石炭・電気などの有限のエネルギーのことをいう。有限のエネルギーの消費の増大は、我々の生活の質やその継続性、果ては地球環境の質にも重大な影響を及ぼす。ならば我々は、ランドスケープ計画においても、有限の資源エネルギーの消費を抑制し、環境にこれ以上の負荷をかけないですむような解決策を見いださなければならない。特に、自然エネルギーをより積極的かつ意識的にランドスケープアーキテクチャーのプロセスへ統合するべきである。すべての手法はこの視点から始まるべきなのだ。

 

-元記事:2008.12月投稿 本サイト再掲2016.5月-