小出兼久の経歴

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こいで かねひさ
1951年生まれ。ランドスケープアーキテクト
(ASLA, 都市環境科学, 気象学, EWRI, RLA, RLSs 認証登録)

 

略 歴:
ソルボンヌ大学(パリ第1大学)芸術学中退。ベルギー国立美術工芸学校環境建築(旧都市計画)学卒。ワイベルグ建築事務所(ベルギー)、バーガーパートナーズ、一色建築設計事務(大阪)を経て独立。2003年から特定非営利活動法人日本ゼリスケープデザイン研究協会代表理事。

 

2003年~現在
欧米のガーデンスタイルが美観からミニマリズムを経て生態学的機能を重視する傾向へと向かう流れの中、特定非営利活動法人日本ゼリスケープデザイン研究協会(JXDA)を設立し、代表理事に就任。2003年、第3回世界水フォーラム(京都)にてJXDA分科会「庭=水、世界を考える」を主催。ランドスケープアーキテクチャーに水保全のプロセスを統合する必要性について、日本で初めて訴えた。2005年からは長野に「常盤ラボ」を設け、低影響開発とゼリスケープの実験、新しい樹木の育成栽培などを手がける一方で、住宅メーカーや商業施設プロジェクトと連携し、雨の庭TMを取り入れた緑空間を全国展開している。(2016年現在継続中)

 

1980~1990年代
庭=アウトドアリビング(もうひとつの外の部屋)を1984年に日本で初めて提唱し、欧米のガーデンデザイン手法を紹介する。著書『もうひとつの部屋』朝日新聞社、『世界のガーデンデザイン』トーソー出版等)はそれまで日本庭園一辺倒だった日本の造園界に大きな衝撃を与えた。以後1990年代の日本におけるガーデンブームを牽引。1992年に私塾「ランドスケープデザイン塾」を開講し、10年以上にわたって後進の育成、公衆の啓発、成人教育に携わった。1999年には日本人で初めて世界4大ガーデンショーの1つである「ノースウエストフラワー&ガーデンショー」への出品を打診される。日米合同プロジェクトにより出品した作品「私のネイティブランド」は、AVANT GARDEN賞および参加したデザイナーらが同士の中から選ぶベストワン賞を受賞し、そのクリエイティブで物語性のある印象的なデザインは、デザイナーのみならずシアトルの一般市民からも高い評価を受けた。

 

作品
85年国際科学博覧会「政府テーマ館・未来都市」緑のカーテン(ウォールガーデンの提言と製作)。バッハの森文化財団・イオングループ本社ビルアトリウム、テラリウム(千葉)、日米共同住宅・木造三階建モデル住宅プロジェクト(横浜)、千里住宅公園ABC開発緑化プロジェクト、メダイナプロジェクト(米国)等国内外の60近い大規模プロジェクトに参加。那須伊王野ゴルフ倶楽部・総合環境デザイン。清水白百合幼稚園・水と緑の空間。他、日米の個人住宅多数。99年の米国ランドスケープデザインの金賞その他受賞歴有。

 

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米国メダイナプロジェクト
山を切り開いて地下に大規模な駐車場を作り、その後、山を復原してからゲストハウスを創った。木材の魅力が存分に引き出された家の周囲には、眼下にレイクユニオンが一望出来るシアトル原生林そのままの風合いの庭が広がっている。完成までに7年の歳月を要した。

 

 

 

 

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1999ノースウエストフラワー&ガーデンショー‘私のネイティブランド’
軽量コンクリートで造られた太古の大地とその間を流れる川。通路には八角ボルトをモチーフにした鉄製の照明器具が両側に配置されている。AVANT GARDEN賞(もっとも前衛的な庭に贈られる賞)&デザイナーが選ぶもっともすぐれたデザイナー賞受賞作品。

 

 

 

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K邸
室内のアトリウム空間に大きな擬木を数本制作して設置し、それを植木鉢に見立てるようにして頂上や途中に年代物のハイビャクシンを植え込んだ。その光景は、まるで原生林の中に家が建っているかのような錯覚を覚えさせる。

 

 

 

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T邸
門扉と植栽エリアのエッジ、フェンスはすべて鉄製(一部に木材を使用)。門扉の表情が豊か。フェンスにはつる性植物が彩りを添える。

 

 

 

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屋上庭園
都心の真ん中にある屋上の庭。青々とした芝生とその周囲に咲き乱れる草花の風景はまさに都会のオアシス。

 

 

 

著書

資源エネルギーとランドスケーピング(学芸出版,2002)
庭はパレット(マルモ出版,2004)
撫育草(都市文化社,2000)
聖書の庭(NTT出版,1998)
ガーデンスタイル考(ベネッセコーポーレーション,1998)
新・坪庭考(INAX共著,1997)
小さな庭づくり12ヶ月(世界文化社,1995)
小さな庭(朝日新聞社,1993)
欧米の小庭(家の光協会出版,1993)
世界のスモールガーデン(トーソー出版,1992)

 

雑誌
Last Water(水&緑のインストラクチャー全14回) 『環境新聞連載』 2009年2月~5月
特集記事:雨の庭TM 『GA(グリーンエイジ)』2014年1月号
小出記事:常盤座『住まいの設計』(扶桑社)2014年2月号

 

執筆記事
現在環境新聞にて月に2回『都市の雨水管理~米国のグリーンインフラに学ぶ』を連載中。詳しくは環境新聞連載一覧


 

小出兼久のデザイン

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石と植物の調和、自然と人工物の調和の中に個性豊かな風景を創り上げる。
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日本ゼリスケープデザイン研究協会は水保全のランドスケープを推進する特定非営利活動法人です。