雨の庭とはなにか

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雨の庭TM(Rain Garden)というランドスケープ装置がある。それは低影響開発のひとつの手法であり、バイオレメディエーションという生物浄化作用を持っている。バイオレメディエーション。いったいそれは、どのようなものだろうか。

 

バイオレメディエーションとは

バイオレメディエーション(Bioremediation)とは生物的システムを使って浄化をすることをいう。生物浄化とも言われている。その装置は、さまざまな野草や草花、潅木、樹木などを用いて、ランドスケープ構成要素の一部としてつくることができる。その目的は、第一に、雨水から土壌や植物による汚染物質の取込み(吸収・吸着)を促進することである。また、バイオレメディエーションによって植物と土壌から生じる蒸発散が促進され、土壌の多孔量が保全され、生物学的活性が促進される。

多くの不浸透性地表面から生じた雨水の流出は、バイオレメディエーション装置へと導かれるのである。その装置はランドスケープアーキテクチャーの一部として計画できる。バイオレメディエーション装置の目的は、流出した雨水を草木、マルチ、土壤環境などによって浄化し、水循環に再び乗せることである。

 

雨の庭(レインガーデン)は、例えば屋根や歩道、駐車場のような不浸透性の表面からの雨水流出を失速させて、それが土に浸透するように用いられる自生の多年生植物を植えたランドスケープ機能である。

 

潜在的な利点

 

    • 縦樋からの雨水の放出を受け取るために、魅力的な庭園の区域を提供する
    • 沈泥、汚染物質とゴミの砕片をろ過する
    • 下水システムに入る雨水流出の速度と量を減らす
    • 地下水を涵養する
    • 鳥と野生生物に生息地を与える
    • 局所的な洪水を減らすのに役立つ

 

この装置は場所を限定しない。土地の開発計画があったとすると、計画敷地全体に、特に水源(降雨)の近くで生じた表面流出を遮断するよう戦略的に配置される。また多くの場合、水質衛生の要素を提供するように立案されている。

 

さらに最近の調査では、装置は流出の量制御を達することができることを示している。そして、このバイオ処理方法は、(浸透、濾過、浄化について)同程度の効果が期待できる人工の装置や材料と異なり、ランドスケープ(造園)を美的に満足させるという追加利点も持っている。廃水処理の知識や文献調査によって土壤や植物が水を利用して、汚染物質をろ過する作用があることも認められている。

 

 

 

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