グリーンインフラストラクチャ―のための啓発教育

昨秋テネシーでのASLA会議にて、自生植物に関する講義の発表者が、公衆の意識を高めるためにできる最も重要なことは公教育である、という意見を述べた。その物事を知らなければ、それに関心を持つことはできまいというのがその理由である。米国では可能な限り、緑地や公園などの公共事業に解釈板という看板を組み込み、その場所の歴史やユニークな特徴の概略を載せている。最近ある会社は、私有地開発者向けの最初のものであるヒル・センター・ベル・ミード(Hill Center Belle Meade)の設置プロジェクトとデッドリック・ストリート(Deaderick Street)の改築のためにナッシュヴィル市が興したプロジェクト、これら2つの新しく竣工したプロジェクトの持続可能性に関する教育的な看板を作成する機会を提供された。

 

 

環境スチュワードシップのキャンペーンは、リサイクル意識啓発プログラムや植樹の日(Arbor Day)などを用いて、長年にわたり行われてきた。しかし、こうした方法以外にも、例えば今回のような持続可能性に関する教育的看板をランドスケープ環境に組み込むことで、景観が一般的な公衆が環境意識を高めるための非公式教育という別の側面を持つことになる。ここに、ランドスケープアーキテクトが関与するもう一つの絶好の機会が生まれる。今までの環境に対する伝統的な公衆の啓発方法の中には、人々を特定のウェブサイトへ導くものがある(例えばEPAのウェブには若い年齢層に合わせた素晴らしいサイトEnvironmental Kids ClubやPolluted Runoffなどを紹介するページがある)。こうした従来取られてきた環境に対する意識を高めるためのキャンペーンは、すべて良いものではあるのだが、幅広いグループを対象にすることは難しい可能性があった。

 

 

解説板設置の有用性
しかし、グリーンストリートなどの人工的に造られた環境に解説版や教育用のポスターを設置することの良さは、それが幅広い観衆をターゲットにできるということである。例えば、ヒル・センター・ベル・ミードのスーパーマーケットやオフィスビル、デッドリック・ストリートの劇場などへ行く道すがら、多くの人々がこの看板を毎日眺めながら歩いていくのだ。この看板が彼らの環境に対する興味を喚起し、持続可能な実践についての意識を高めるような会話の話題を提供することを願うものである。

 

 


ヒル・センター・ベルミードの雨水集水看板

 

 


デアデリック・ストリートの建設における持続可能な実践のハイライトを解説柱

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