街のためのバイオフイリックデザイン研究会
アメリカンニューガーデン・温暖化する世界でのガーデニング(水・土壌・植物)
講座スケジュール(~2020.3.)
- 第4回 街のためのバイオフィリックデザイン研修会 9月25日(水)
- 第3回 岡山グリーンインフラ研修会 8月22日(木)
- 第2回 ニューガーデン講座 6月13日(木)
- 第1回 ニューガーデン講座 5月23日(木)
※岡山の講座は今回から街のためのバイオフィリックデザイン研修会と名称を変更いたしました。
気候変動とバイオフィリックデザインについて学ぶ
目的:
都市が気候変動の主な原因であることが研究によって示されつつある。その調査は、食物やエネルギーの消費、廃棄物、汚染、旅行距離などの多くのパラメーターを取りながら実施されたものだが、結果として、都市部の汚染とエネルギー消費は非常に高くなっているという。
もし人間が都市部に住まずに他の場所に住んでいたとしても、同じ問題を引き起こしていたはずなので、都市部は気候変動の原因ではないと言う主張もある。しかし、この概念は実は逆である。もちろん、気候変動に都市がどのように影響を及ぼしているのかを評価することは簡単なプロセスではない。また、都市部に起因する温室効果ガスの排出割合についてはかなりの議論があることは確かだ。
それでも、都市と気候は相互に影響を与え合うと言ってよい。たとえば、ある地域の温度が上昇すると、その地域では建物を冷却するためのエネルギー消費が増え、エネルギー消費量の増加は都市の温度上昇に貢献する。海面が上昇すると海岸沿いの都市が水没し、開発に利用できる陸地が減少し、地価が上昇する。ほかにも、都市は、食料品、特に生鮮食品、木材、電気、その他の原材料を農村部と周辺地域に依存している。農村部と都市部、都市部と都市部、および都市部内の構成要素の影響を比較することで気候変動の関係性を理解するための研究が行われたが、結果は、都市開発が農村地域に与える影響を示すものであった。
前置きが長くなったが、このような時代に都市の開発はどうあるべきか。設計はどうしたらよいのか。また、個人ができるところから始めるためにはどうしたらよいのか。
街のためのバイオフィリックデザイン講座は、植物の的確な利用と効果を主軸に、気候変動対策としてのランドスケープを学ぶ講座です。
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