世界で最も環境にやさしい都市の事例

環境イニシアチブを推進中の環境に優しい都市は、世界のあちこちで見受けられる。 しかし、ランドスケープ・アーキテクチャーは住宅などにとっては重要だが、都市全体にとってはどうなのだろうか? 都市全体が凝集的な建築と景観を特徴とすることは重要ではないのだろうか? これらの取り組みはコストを要するものではない。また、、都市の二酸化炭素排出量を増やしてしまう可能性もない。

 

 

以下は、環境に優しく、いつでも良く見えるという点で、正しいアイデアを持っている都市の例である。しかし、そうした都市が二酸化炭素排出量をどのように削減しているのかを読む前に、あなたは、あなた自身が、自分の住む都市に変化をもたらす触媒になることができるのだということを認識してほしい。 もちろん、あなたの地域の景観は美しいのだろう。そこは変わるべきではないが、使用している水の量を減らすことを検討して欲しい。 あるいは、より環境に優しい電力会社に切り替えることも考えられるのではないか。

 

 


デンマーク・コペンハーゲンのCOBEによるイスラエル・スクエア
Photo credit:Rasmus Hjortshoj

 

 

環境に優しい都市

 

デンマーク・コペンハーゲン

 

コペンハーゲンは、その環境的革新と持続可能な雇用イニシアチブが理由となり、2014年の欧州グリーンキャピタルの助成受領者となった。 2025年までに市がカーボンニュートラルになることを考えれば、コペンハーゲンは少なくとももう一度この報酬を受け取ることのできる可能性がある。コペンハーゲンとは、多くの自転車道と清潔な石畳の通りがある緑の都市であるばかりでなく、美しい景観の街である。

 

 


コペンハーゲンは世界有数のサイクリング都市になることができるのか?
Photo credit:DISSING + WEITLING

 

 

フィンランド・ヘルシンキ

 

ヘルシンキもまた、その美しいデザインと環境に優しい点で、世界をリードする都市である。 市は2012年に、持続可能な開発と複雑かつグリーンなエネルギーシステム、効率的な公共輸送システムなどの理由により、世界のデザインの首都と名づけられた。 市全体のランドスケープに関して、ヘルシンキがその華麗な群島を維持してきた方法は、味聞きとエコイニシアチブの証である。

 

 


I.Pöllöによる “フィンランド・ヘルシンキの路面電車”
写真ライセンス: under CC BY 2.5 via Wikimedia Commons

 

 

米国・ミズーリ州コロンビア

 

環境に優しいことが都市全体に利益をもたらすことは確かであるが、これはエネルギーの削減をはじめとしたコストの削減や温室効果ガスの排出の削減をもたらす。ミズーリ州コロンビアでは、企業は市の補助金によってエネルギー効率を向上させるためのインセンティブを与えられている。

 

コロンビアのシティグリーンプログラムは、企業がどの程度のエネルギーを使用しているかを判断し、そのエネルギー監査のコストの半分を支払うことを提案するものである。それが完了すると、市は最高で12,500ドルの修繕費を支払うことになる。また、コロンビアには、市の美観を維持するために共通の環境目標について協力し合う同じ考え方の人々が集結した多数のグリーングループがある。例えば、河川の清掃をするグループや動物の生息地を回復させるグループ、美化を推進するグループ、修復を推進するグループ、都市全体のリサイクルを促進するグループなどがある。

 

 

スウェーデン・ストックホルム

 

ストックホルムは世界で最もクリーンな都市である。ここは、ヨーロッパのグリーンキャピタル賞を最初に受賞した都市であり、2050年までに化石燃料の使用をなくすという長期計画を掲げている。ストックホルムは川に沿って広がる素晴らしい街で、市内には自転車の道への先導を務める木々など、自然の景観がたくさんある。ストックホルムでは環境政策が優先されているため、通りは清潔で、建物は高層ビルや住宅が多いにもかかわらず、街には田舎のような雰囲気が漂っている。

 

 


Square, by Andersson Thorbjörn with Sweco architects, ストックホルム(スウェーデン)

 

 

ノルウェーオスロ

 

オスロはヨーロッパの持続可能な都市のひとつである。エコ効率はオスロでは重要なことであり、それは草の根レベルの住民の関与から始まっている。オスロの住民は、清掃や緑化だけでなく、より良い空気の質と環境効率、生物多様性、豊富で清浄な自然資源を特徴とする気候を作り出すことを奨励されている。全般的にオスロではこれらのことは素晴らしいとされているが、それが可能なのは、すべての住民にとって持続可能で機能的な地域を維持するために行われる地元の貢献があるからである。

 

 


オスロのホラロッカ。 Photo credit:Dreiseitl

 

 

自分が住んでいる地域によっては、地域のグリーンイニシアチブを検討することを考えてみるといいかもしれない。注意すべきは、このリストで挙げた都市のほとんどが、環境に優しいものを生み出すために住民に依存している点である。言い換えると、都市の景観はすべて地域社会と関連しており、持続可能な地域社会の構築はあなたから始めることができるのである。自転車に乗って出勤し、カープールをすることを検討し、家主にエネルギー監査に参加して持続可能な実践を推奨するよう勧める。それが(傍目には)最小の変化であっても、結果として大きな違いを生み出すことができるのである。

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