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今回の記事はタイトルからは関係の内容に思われるかもしれないが、「潅水」に関係のあることなのでこちらに載せておく。


“水試験2006(天然資源保護協議会:NRDCが出版した年報)”によると、2005年にアメリカ合衆国では、20,000日以上の浜辺閉鎖とその注意報が出されたそうである。これは2004年以降5%の増加であり、NRDCが計数をしている16年間の最大値であった。

このレポートは、米国の29の沿岸地区と五大湖の州と他4つの領域を含んでおり、そのデータの多くは、EPAのモニタリングステーションから集められたものであった。結果的に、サンプルの8%がEPAの浜辺の環境評価と沿岸衛生法に従ってないことが示され、それは、現在の基準を定めるもとともなっている。

レポートで示された結論の幾分かは、モニタリングと試験の結果によって導かれたものである。EPAは、浜辺の安全性に対する新しい規則を1986年からの時代遅れの基準に取って替えようと思っていたが、最終期限の2005年10月には間に合わなかった。そのためNRDCは、EPAに新しい基準の発行を速めて、市民の安全を増援することを強いるよう申請した。が、多くの地方自治体は、EPAのガイダンスを期待せずに、現在より厳しくて安全なガイドラインを設けている。

浜辺注意報と浜辺の閉鎖は、一般に、海水中のバクテリア基準の測定に基づいている。この測定の中では、2つのタイプのバクテリアが、指標バクテリアとして使われている。すなわち、大腸菌とエンテロコッカスである。これらのバクテリアは、温血動物の中で見つかるものであるが、通常、人々に対する脅威はない。しかし、彼らはかなり耐寒性があるバクテリアである。そこで彼らをサンプルと見なせば、より強力な病原菌がさらには存在するのかもしれないと考えられるのだ。

大腸菌とエンテロコッカスが見つからないならば、他の病原菌が存在することはありそうもない。つまり、この2つのバクテリアの存在は、人々を病気にする病原菌が存在する可能性を示すことになる。現在の基準は、日最高で、100ミリリットルの海水につき104のエンテロコッカス コロニー形成単位、100ミリリットルの淡水につき220の大腸菌コロニー形成単位となっている。

そこで、この問題の範囲について述べるのだが、何が問題なのかと言えば、米国にある200の浜辺が2005年には少なくとも当時の25%を占めていたが、このバクテリア基準を上回ったという事実で分かることができると思う。

閉鎖した浜辺は市民に影響を及ぼすだけでなく、その海岸沿いの町や企業の経済にひどい影響を及ぼしもする。全米海洋パートナーシッププログラムによる2005年の研究には、浜辺の安全性を改良することが、カリフォルニアで9400万ドル、フロリダで5500万ドル収益を増やすはずであると見積もられている。が、これらの海岸沿いの自治体の雨水流と水質管理者は、浜辺の安全性を向上させるのが難しくなっているのが現状である。

彼らは、自分たちが直面している問題は、浜辺へのバクテリアの侵入を制御するという問題に他ならないことを理解している。しかし、雨水流出が起こったならば、現実的な時間内で、バクテリアの濃度を検出してモニターし、正確な汚染源を特定する、…など、汚染物質に関連して、すべて行わなければならない。管理者は、自分たちが汚染を食い止める方法を準備することができるように、浜辺に到達するバクテリアの供給源を知っている必要がある。が、レポートによると、海水へと流入するバクテリア総量の63%は、未知の源からだった。とはいえ、そのパーセンテージは、2004年から減少している。

未知の源とは、下水道からのオーバーフロー、浄化槽システムからの漏出、農業や家畜事業、野生生物、ペット、住民などかもしれない。あるいは、点源からの汚染かもしれない。技術からの汚染は必ずしも、正確な源を判定するためのものとならないのだ。供給源DNA追跡法は、まだかなり高価で、したがって、必ずしも可能ではない。

汚染された雨水流出は、2005年には全体の23%となり、2004年以降、浜辺の閉鎖は1,189日の増加となった。下水が溢れる。その原因には、合流式下水道からの雨天時オーバーフロー、汚水オーバーフロー、下水管の破損や妨害、不完全な屎尿浄化槽システムなどがある。これらが原因で引き起こされた浜辺閉鎖と注意報は、全体の4%に当たるという。
他の雨水流出汚染物質が存在することも真実であるように、バクテリア汚染は最初の紅潮状況で最高である。しかし、乾燥した気候での流出は、先汚染物質が高濃度に含まれる。

 

      

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