ストームウォータとは、Stormwaterの訳語である。Stormは元々豪雨や嵐の意味であるが、アメリカでStormwaterと言うと、降った雨が流出していく（集まって流れていく）のをひとつの単位としてとらえたもので、雨水流と言い換えることもできる。stormとwaterの語がつなげられて、ひとつの言葉となったのは90年代である。つまりこれは、ストームウォーターが社会で問題となり、解決が模索され始めた時期と一致する。この項では、ストームウォーターの何が問題なのかを紹介している。

資料より、ストームウォーターにとランドスケープアーキテクトの関わり方を知る。

＊クリックで資料がひらきます。

●　持続可能な水資源管理（PDF）2011.05.11
持続可能な水資源管理とは、「次世代の需要を満たす能力を危険にさらすことなく、現在の需要を満たす方向においての」水資源の使用として広く定義されている。

●　雨水管理の進化（PDF）2011.04.05
新しい時代は、多くの場で変化をもたらしたが、雨水管理においてもまたしかりである。最小限のコンプライアンスはもはや標準ではない。また、雨水は、もはや地域社会計画を求めた後の知恵ではない。

●　豪雨の予測-4（pdf）
コロラド州ボールダーでは、気象観測をしつつ、PCソフトを利用してはんらん原のモデリングを行い、はんらん原内であるのにもかかわらず、危険と認識されていない雨水構造を再検討、見直している会社がある。洪水対策として、いろんな予測が可能になったということだ。
●　豪雨の予測-3（pdf）
サウスカロライナで洪水氾濫原を研究する会社のものが利用するPCソフトの数々、今何が出来て何が足りないのかについて、いろいろな思いを吐露する。
●　豪雨の予測-2（pdf）
ノースカロライナでの豪雨データを利用した氾濫原マッピング作成とヴァントーラ郡での豪雨予報システムづくりについて紹介する。
●　豪雨の予測-1（pdf）
大洪水を経験した人であれば誰もが、自治体の気象モニターシステムという最新の技術に対する関心を重要だと思うに違いない。アメリカの至る所で今、気象観測システムの設置が恒常化してきた。それは、降雨について学び、洪水の危険を減らし、都市をより強固にしようという試みである。
ここに、数回に分けて、掲載する。
●　雨水の統合（pdf）
ランドスケープアーキテクチャーと敷地計画の統合を通して LIDを推進するポートランドし、バージニア州における学校でのLIDプロジェクト、雨水貯水槽の扱い、流域管理局の人々が考えるインフラストラクチャーの今昔などの視点から、雨水管理に迫る。

●　革新的な雨水設計（pdf）
LIDは革新的な雨水管理とよく言われるが、そもそも雨水管理とはどのような概念なのか、いつ頃から始まったのだろうか、どのような人々がこの技術革新を牽引してきたのだろうか？そもそもこれは、技術革新なのだろうか・・・・・という種々の疑問について答えている。様々な人々が、それぞれの立場で欲したのがLIDであるということが、この資料から分かっていただけるだろうか。
ともに読む参考資料としてJXDAの以下のページをあげておく。
参考：エコロジー＆リサイクルのコラム：環境良心ーイアン・L・マクハーグの先人たちー