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   A History of JXDA 
JXDAの歩み


   

 

活動記録 Activity Records
※下記太字の箇所をクリックするとよりくわしく表示されます

     
 

2004年

 

12月 ゼリスケープテキスト制作を開始
11月 3-7日訪中
    LANDSCAPE ARCHITECTURE CHINA 2004(中国・広州)
    パネル展示
10月 29日 OZONE講座「迷走する庭の10年」
9月 ヒーリングガーデンセミナー(ESウォーターネット)
9月 訪米
8月 訪中
8月 19日 公開対談 野村勘治x小出兼久
7月 14-16日 医療関係福祉フェア(東京ビックサイト)ヒーリングガーデンパネル展示
7月 訪中
5月 訪米
4月 シンポジウム「緑の仕事ー今とこれから」開催
4月 二和東2丁目ウォーターワイズ公園竣工
1月 微気象観測データ集積による技術開発プロジェクトが始動(継続中)
 
2003年

 


12月 気象観測システムを導入 気温・日照・降水等微気象観測を開始
10月 環境省・平成15年度NGO/NPO・企業環境政策提言に応募
7月19日〜23日 シアトル・ランドスケープ視察実施
7月13日〜19日 コロラド・ゼリスケープ視察実施
7月11日 会員制メールマガジン『Water Wise Net』創刊
6月 内閣府認証のNPO法人となる
3月23日 JXDA特別フォーラムin東京を開催
3月22日 第3回世界水フォーラムにて分科会を開催
3月 会報誌Water Wise Press 創刊

  


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   第3回世界水フォーラムJXDA分科会における提言書

 

 

分科会「庭から水=資源エネルギーを考える」2003年3月22日
於:国立京都国際会館

講演者:
○小出 兼久  ランドスケープアーキテクト,ASLA 日本ゼリスケープデザイン研究協会 代表理事
○ウィリアム・ウェンク ランドスケープアーキテクト,FASLA, アメリカコロラド州デンバー市
○ダニエル・ウィンターボトム ランドスケープアーキテクト,ASLA ワシントン大学ランドスケープアーキテクチャー学部助教授

提言と約束
提言
日本ゼリスケープデザイン研究協会は、現在のあるいは将来に起こりうる水不足を解消するために、庭から都市計画までのすべてのランドスケープ計画に、水保全の手法を盛り込むことを提言する。水保全の手法とは、(1)上水の一滴一滴を効率的に利用する正しい知識と技術、(2)適切な灌漑の導入、 (3)雨水やストーム・ウォーターなどの新たな水資源の確保と利用を意味している。私たちは、ラン ドスケープにおけるこうした手法の標準化が、私たちの生活環境空間を快適で持続可能なものにし、より良い環境を次世代へと残すことを可能にすると確信する。また、水問題の解決に向けた環境と教育の取り組みは重要性である。このためランドスケープの側面からもこの取り組みを続けることを進言する。そして、次回の世界水フォーラムの場には、私たち以外にも多くのランドスケープ・アーキテクトやランドスケープ関連産業からの参加を期待し、またその必要性を提言する。

約束
円滑で効率的な水保全ランドスケープの実現には、地方自治体・地域コミュニティ・公共教育施設・民間企業などの意思決定機関、排水や土壌・土木などの技術、ランドスケープアーキテクト・建築家というデザイン、によるパートナーシップの確立が約束されなければならない。
.

長期的目標:
・ すべての敷地空間における雨水やストーム・ウォーターの保全量を0から30%程度に引き上げ、敷地にかかる全上下水道使用量の20%削減をめざす。
・ランドスケープに係わる人々のパートナーシップが、いずれの地域においても誰もが無理なく応用できる、機能と美を備えた持続的再生可能モデルを生み出し、敷地空間における水保全を推進する。

短期的目標:
・意思決定機関・技術・デザインのパートナーシップにより、今後3年の間に日本の全都道府県において教育的デモンストレーションガーデンを1つ以上設置する。
・日本ゼリスケープデザイン研究協会は、各国ゼリスケープとの連携を強化し、皆が適した形でゼリスケープの各種情報を享受できるような環境を日本において整備し、ゼリスケープ技術の向上を図る。

目標達成のためのツール:教育的デモンストレーションガーデン
その中には、下記項目の解決案が提示される。
・ 正しい灌水システムの導入
・ 雨水収穫と再利用の促進
・ 耐乾性植物の選定指標
・ 土壌・浸透舗装材など水保全用資材開発
・ 水保全・機能・美のバランス

●上下水道使用量の削減に向けた指標

  1. 教育的デモンストレーションガーデン施工前後の上下水道使用量をモニタリングすることにより、効率的に水を保全するガーデンモデルの再構築ができる。(具体的には、植栽、土壌、灌水の調整によるガーデンの修正を意味する)
  2. 植栽維持管理におけるモニタリングにより、地域に即した耐乾性のある植物の特定が可能となり、必要水分量を低く抑えながら美観の維持・向上をはかることができる。 

 


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