壁面緑化:リビングウォールとは

限られた空間である都市部において、壁面緑化が注目を浴びています。ですがそれはどのようなものなのでしょうか。

 

壁面緑化=リビングウォールとはなにか

 

 

リビングウォールは生きている壁

 

リビングウォールは植物によって緑化された壁面です。たいていの人は、リビングウォールと聞くと、ツタで覆われた建物の壁面を思い浮かべるかもしれません。たしかに、ツタの壁面とリビングウォールの外観は似てなくもないです。が、それぞれの仕様はまったく異なります。ツタは地面に根づきそこから壁をよじ登り、壁に巻きひげを伸ばすことはあっても、栄養素や水は壁の基にある土壌から受け取っています。

 

これに対しリビングウォールは、製品に土壌(人工土壌含む生育培地)空間があります。土を入れる場所を壁自体が持っているということです。リビングウォールは、自立型またはモジュラーパネルで構築されていて、建物の一部に組み込まれます。根元ではなく壁に直接植物を植えられる仕組みのため、つる性植物でなくても植栽として壁面へ植えられることになり、これが、植物選択やデザインの可能性を大きく広げます(JXDAでは推薦認定種を選定しています)。

 

モジュール式の平面が生み出す垂直な緑の景観は、建物の内外に新しい生命と芸術の息吹を添えるでしょう。リビングウォールは、建築家やデザイナーの創造性を大きく刺激します。実際、モジュール式壁面緑化のデザインには、人工的でモダンなデザインが少なくありません。

 

 

 

日本ゼリスケープデザイン研究協会は、このリビングウォールに着目し、誰もが手軽に壁面緑化を楽しめることをコンセプトに、リビンググリーンウォール Living Green Wall という壁面緑化材を監修しています。安さよりも高機能・耐久性を重視した素材をひとつひとつ丁寧に縫製した日本製の製品です。製品一覧については、下の頁を参照ください。

 

 

壁面緑化用製品一覧 リビンググリーンウォール