低影響開発とはなにか

端的に言うと低影響開発は、段階的に実施する開発条例となる可能性を秘めている。降水を保全するために、緑地すべてで敷地からの降雨流出をその緑地に維持させ、浸透を最大限にすることにより流出を最小限にする。それは、水質改善にナチュラル・プロセス(自然浸透・貯留)を利用するために機能的ランドスケープを必要とする。この装置には次のようなものがある。

 

バイオレメディエーション

 

    バイオスウェイルBioswale (生物湿地・バイオ湿地・低湿地)
    バイオレテンションBioretention(バイオ貯留池・生物滞留池)

 

バイオレメディエーション装置:生物浄化

 

バイオレテンションが生物滞留なのに対して、バイオレメディエーションとは生物浄化のことを言う。低影響開発で用いるバイオレテンション装置は、バイオレメディエーション装置でもあるのだ。それは、様々な野草、草花、潅木、樹木を用いてつくることができる。その目的は、蒸発散を促進し、土壌の多孔量を保全し、生物学的活性を促進し、土壌や植物への汚染物質の取込みを促進するために設置する。つまり、多くの不浸透性の地域による流出がこれらの装置へと導かれ、そこで、水処理を草木、マルチ、土壤環境が行い、雨水を水循環に積極的に載せる・・・ということが実現するのである。

 

特徴

 

この装置は、場所を限らずに土地開発計画の全体にわたって水源近くの表面流出を遮断するために、戦略的に配置することになる。また、多くの場合、水質衛生の要素を提供するようにもともと立案されている。

 

さらに最近の調査では、流出の量制御を達することができることを示している。が、このバイオ処理方式は、(浸透、濾過、浄化について)同程度の効果が期待できる人工の装置や材料と異なり、ランドスケープ(造園)を美的に満足させるという恩恵(利益)を持っている。また、廃水処理の知識や文献調査によって、土壤や植物が水を利用して、汚染物質をろ過する作用があることも認められている。

 

最後のページに低影響開発の利益についてまとめておく。