降雨管理ポートランドの場合

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h2ologo No18:Web記事:2013年9月号会員用(PDF ver.A4:45p)

ポートランドは、年間で約940mmの雨が降る。雨が降ると適切に管理されていない雨水は、道路、屋根、駐車場などの硬質な地表面を洗い流し、ホコリ、油、金属、化学薬品を含んだまま地元の河川へと運ばれてしまう。このようにして流出した雨水が地域の河川や環境、さらには住民の財布にまで及ぼす影響は、どのように管理すればよいのだろうか。ポートランドに降る雨の95%は、頻繁に降る小雨である。小雨によって生じる表面流出は、敷地設計と建物設計のプロセスに雨水管理を統合することによって敷地での管理が最も容易なものとなる。自然界のシステムにおける雨の発生源での管理は、雨水管を建設する需要を削減することになる。ポートランドが発展するにつれ、市は河川や空気をきれいに保ちながら住みやすさを維持し、さらには、市の成長と経済にも対応するように働いている。都市化が進むにつれて、舗装地面や屋上その他の不浸透性表面積の増加は、河川を汚染し、洪水を増やし、魚や野生生物の生息地を劣化させた。緑の消失は、大気や川の水の温度を上昇させた。その解決策は、コミュニティにおいて樹木や土、オープンスペースの機能と価値を回復させながら開発を行うという道を探ることである。もし我々が今日、長期にわたって持続可能性を念頭に置いて発展しようとするのならば、未来の世代は我々の行動の負担を負わされるのではなく、活気あふれる都市や清潔で健康な河川を享受することができる。

次にあげる雨水管理の解決策は、新規工事プロジェクトの計画あるいは設計や、既存の開発の改装、敷地での雨水管理などに対して興味を持つ全ての人々に有効な政策である。ドライブウェイを修復したり、ガレージを家に付けたしたり、アパートメントコンプレックスやシテイセンターを計画したり、倉庫の再開発をしたりする際に、こうした雨水管理技術は、ポートランド市の目的を雨水管理や水の浄化、人や魚などの野生生物にとって健康な生息地等と合致させることを促進するものである。この資料は、次の3つのセクションに分かれている。

1.雨水が屋根から落ちる時
2.雨水が地面へ到達する時
3.雨水が地下へ流れる時

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雨の庭をつくる

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h2ologo No17:Web記事:2013年9月号(PDF ver.A4:9p)

2013-17-01

 

0: 雨の庭TMの用途

雨の庭TM のプログラムを用いて開発をする敷地が必要とする庭の構成要素には次のものがある。

※但しこれらは一つの庭が必ずしも全部の要素を必要とするわけではないことに注意する。

1) アクティビティの場:レクリエーションゲーム、団らん、野生生物の観察、日光浴、ウォーキング

2) ユーティリティの場:コンポスト(堆肥)の山、ゴミ置き場、ポット苗の待機場所、駐車スペース

1:雨の庭TMの場所を決める

場所の選定に当たっては次の条件を参考にする。

・建物から少なくとも3m以上離れている。

・最高の場所は一日中当りのよいところである。

・地域の基本的な水系パターンに合わせるようにする。そうすれば、オーバーフローは家から離れたところに排水をするようになる。

・可能なかぎり、雨水を供給してくれる源の近くに設置する。

また、場所の選定に際し「過去はどのような土地であったのか」という歴史的な状況を知ることは、植物の選択や雨の庭TMの設計に影響を及ぼす。

・歴史的な自生の状況を特定しなさい。

・何が、現在ここで生き残ることのできる種だろうか。

・現況と計画した地況に対して適切な自生種を決定しなさい。

 

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